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テオ伊ラスト


エロスがない・・・・。
そしてテオがやばい人です。

 


「おや、大丈夫ですか?」
ここまできて漸く順平の状態に気が付いたようで、そっと掌を順平の青白くなった頬に添えた。
人のことを散々好きにしておいた人物の言い草ではないと思うが、その心配げな表情に嘘は見られない。



ペルソナは基本的に主人の意思によってしか喚び出せない。安定したまま喚び出せず暴走してしまったり主に牙を剥く例外も存在するが、今のところそういう傾向もヘルメスにはない。
心の海から引き摺り出し実体化させ、その力を発揮するまでの10秒にも満たない行為でさえ、それなりに精神力が削られてしまうのだ。それを長い時間、しかも他人に強制的に引き摺り出される行為は順平の体力と気力双方をかなり消費した。戦闘とサポートでは勿論力の配分が違うのであろうが、長時間ペルソナを発動させたままでいられる風花の凄さをこんなところで実感した。
「それが・・・・・・あんたの言う"イトシイヒト"にすることかよ」
侮蔑交じりに恨み言を吐き捨てると、きょとんとした眼差しが返ってきて戸惑う。
「好きなら知りたいと思うのは当然でしょう?」
どこまでも『伊織順平』を知りたいと思っているが故に彼にとってはこれが当然のことなのだろう。
ペルソナは確かに本人の鏡であり、一部だ。望む望まずに限らずその姿形、名前には深層心理が大きく影響してくる。知るには持って来いの材料だと思ったのだろう。そのための手段をもっていたことがそれに拍車を掛けた。
彼はその行為がどれだけ順平に負担を与えるのか考えなかった。もしくは気づいていても己の欲求を優先して無視していた。その姿は無邪気な顔で好奇心のまま昆虫の羽をむしる子供にも似ていた。
順平は改めて目の前にいる圧倒的な力の持ち主である存在が、自分の常識では測りきれないことを実感し、これ以上悪態もつけず、開放されて弛緩しきった躰でぜいぜいと荒く息を吐くことしかできなかった。



「・・・・・・?」
瞼を閉じて息を整えていると、ふと空気が動いたような気がした。それと共に添えられた手が離れる。
思い切って目を開けると、順平のズボンのベルトに手を伸ばす姿が見えた。
「冗談・・・・・」
思わず顔が引きつるが、対するテオドアは無言のまま次々と順平の下肢から衣類を取り払っていく。
その意図は一目瞭然だが抵抗する力も、今はない。
「あなたも」
ぐいっと大きく脚を開かされると、肩に持ち上げられ、自然と腰が浮いたところに熱をもった塊が宛がわれると、猛り切った肉棒が順平の堅く閉じたままの後孔を強引に割り開いていく。
「私のことを”知って”下さい」
「ああああ!?」
きつい路を無理やり突き進んでいく存在が躰の中に存在することを激しい痛みと共に嫌でも理解してしまう。無理やり進入され流れた血が潤滑剤となって益々自由に体内を暴れまわられるその。
悔しさ、諦観、恐怖、怒り、殺意、憎悪。
ぐちゃぐちゃになったまま混じり未分化の感情が順平の中で渦巻く。
その感情の矛先は己を好き勝手に扱う人間でありどうしようもない現実であり抵抗する力をもたない自分自身だった。
感情の高ぶりと肉体の痛みに反応し視界が滲む。
殺意交じりにきつく睨むと青年は狂喜した。
 

「嗚呼その目!」
 

「あなたすら知らない、あなただ」
 

「私を掴んで離さない眼差し」
 

「ここは精神と物質の狭間。あなたは資格の無い、私に招かれた言わばイレギュラーな存在」
 

「故にここを一歩出ればここで起きたことは途端に全て忘れてしまう」
 

「思い出すのは再びここに来た時のみ」
 

「悲しいんですよ?」
 

「だから」
 

「はやく私のものなってしまいなさい」
 

 

 

 

 

ぱちり、と瞬き一つ。

「へ?」

目の前には古びた扉。奥まった狭い路地。
順平は何故だか夢から目が覚めたような心地であたりを見回した。
 

ああ、そうだった。自分は後輩の少年に頼まれてここまで来たんだった。
・・・・・・どうして一瞬自分がどこにいるのかさえ忘れてしまったんだろう。
寝惚けていたのかと首を傾げるが、後ろから入ろうとしている客が迷惑そうにこっちを見ていることに気付き慌てて侘びの言葉を述べつつ扉を開く。



店に入ろうとする瞬間、入れ違いに出て行く青年と一瞬目が合った。



「また逢いましょう」
 


一瞬聞こえた声に振り返るが、その姿は角を曲がり見えなくなっていた。

 

 

 

 


あとがきっぽいもの

エロが少しってどういうことだよ!!!!
こんなはずじゃなかったのに・・・。信じられるか?もっとエロで汁濁の予定だったんだぜ?コレ・・・・。orz

エレ男にしかできないプレイということで。
ペルソナ辞典を扱えるわけだから。SEESメンバのペルソナも登録されてんじゃね?→順平のペルソナを強制的に出現させて楽しそうに鑑賞(ひきずりだす)
つかテオドアやんでれっつうかサイコ野郎になってないどんどん・・?
プレイ前でしたんでイロイロ性格が違っています。今書き直したら物凄いへたれになるのになー


鬼畜紳士かつ調教には程遠いよorz
ヘルメスを引っ張り出す作業をエロく!書きたかった。っていうかエロシーン少ない!!!
引っ張り出されたヘルメスのイメージはナウシカの腐ってる巨人兵みたいなかんじ?かな
又は昆虫のサナギを出来上がる寸前でかっさばいたイメージ。見たこと無いけど。
書き終わってからで思ったけど、自分はヘルメスを出すシーンをえろく書きたかったことを思い出した。
失敗したけど。
昔読んでだホラーマンガで鍵師っていうのがあって鍵師がその人の深層心理のもう一人の自分?を明けられるんです。
その方法が、なんというか人差し指をこめかみに「挿入」してくちゅくちゅかき回してアンアン言わせるんです(マジで)
あーゆーかんじの引きずり出されるエロさを、当初求めてたのに。
なんで「生きながら解剖」(BY鳴峰さん)やねん!!

ニホンゴムズカシイ・・・・。

 

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